12月14日（日）、飯塚市庄内・関の山の石灰窯跡地にて、「歴史＋いいねん！ 自然体験プログラム（いいねん！）」に参加してきました。（主催：エコ工房）

「エコ工房いいねん！」は、飯塚市が実施する自然体験プログラムの名称で、「いいづかの自然をたのしもう！」を合言葉に、自然に詳しい“はかせ”と一緒に森へ入り、植物や昆虫、鳥などの生き物を観察しながら、自然の面白さや大切さを学ぶ活動です。

主に就学前のお子さんや小学生、その保護者を対象としています。

今回は「歴史」をテーマに、関の山の地形についてのお話を聞いたあと、石灰窯跡の見学を行いました。

窯では、かつて石を焼成して生石灰が製造されており、生石灰は戦時中から戦後にかけて、肥料や土壌改良材（酸性の中和）として幅広く利用されていました。

特に戦時中は肥料不足を補うため、地域の人々にとって欠かせない資源だったといわれています

。その後、化学肥料の普及により、こうした石灰の製造は行われなくなったそうです。

歴史を学んだあとは、生き物さがしも行いました。

冬支度の時期ということもあり、多くの生き物には出会えませんでしたが、サワガニや小さな生き物の姿を見ることができました。

関の山は、夏には木陰が心地よく、キャンプや親子連れが小川で水遊びを楽しむなど、自然に親しめる場所でもあるそうです。

今回、初めて関の山を訪れましたが、自然と歴史の両方に触れることができる、とても貴重な体験となりました。

関係者の皆さま、参加された皆さま、ありがとうございました。